【ニュース・タイ】熱さを嫌う大学が旧学期制度に逆戻り

カセサート大学(Kasetsart University:KU)は、タイ大学会理事会(Council of University Presidents of Thailand:CUPT)に、他のASEAN諸国のことは考えず、暑い季節の間、タイの大学を休みとする旧式のアカデミック・カレンダーに戻すよう求めている。
カセサート大学のJongrak Watcharinrat学長代理は、2017年4月17日タイの猛暑を避けるために大学のセメスターを旧体制に戻すため、学期を延長することとしたと述べた。また。連日の猛暑や熱波が生徒の学習能力に悪影響を及ぼすと述べている。

 

例えば、農学部の学生は、十分な水がない状況で作物や植物を栽培するフィールドワークを行っており、教育学部の学生もまた、学校の教室で教える必要があるため、教育実習で問題が生じている。現時点において、各学校と大学の学期が合っていない、とJongrak氏は話す。
小中学校の1学期は5月から9月まで、2学期は11月から3月までとなっている。 2014年に、タイは大学のセメスターの日付を他のASEAN諸国に合わせて変更した。
このタイムテーブルのの下では、1学期は8月から12月まで、2学期は1月から5月までとなっている。大学は6月から7月まで休暇となっている。

 

CUPTは当初、タイのアカデミック・カレンダーとASEANの学期制度の連携が海外、特にASEAN諸国での留学生の海外交流プログラムに参加する学生にとって有益であると主張しタイのアカデミック・カレンダーが、他の国の大学と一致しない場合、学生は学期のズレや互換性のない単位交換制度という問題を抱えるだろう。しかし、それはこの2、3年のことだけであると述べていた。しかし、タイに留学するASEANの学生が増えているのをまだ見たことがなく、また逆にタイの学生がASEANに留学する数が増えているのも見たことがない。とJongrak氏は述べている。

 

そのため、カセサート大学の学長代理は、次回の会議でCUPTに対し、旧制度へ戻すことを検討するよう提案する予定であるとし、「一部の学者は、タイのアカデミック・カレンダーと国際基準と一致させることが、タイの高等教育とのグローバルな連携を促進する助けとなると主張するかもしれないが、私の意見では、どの国にもその国の独自の課題と考慮すべき内部要因がある。」と述べた。

 

Rattakorn Kidkarn(タイ教授上院議長会議議長)氏は、Jongraku氏の変更要求を後押しすると述べた。Rattakarn氏は、「暑い季節に大学が開いていれば、大学は空調なしでは開講できず、そのために多くの費用を支払わなければならず、2学期にはソンクラン(タイの水かけ祭り)のような、大規模な祭日が研究を中断することとなる。また6月卒業する卒業生にとっては、証明書を取得する時期が就職にとっては良くない時期であり、職を得るためには1年近く待たなければならないという。」と述べた。

 

2017年4月18日

 

PressReader:Heat-shy uni urges change back to old semesters [Bangkok Post]

地域 アジア・オセアニア
タイ
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