【ニュース・タイ】大学が旧学期制に逆戻り

ラジャマンガラ工科大学系列下の学生のための大学暦が、現地学生の便益を目的として、次学期から旧制度に戻されることとなった。

 

ラジャマンガラ工科大学のPrasert Pinpathomrat学長は昨日「ラジャマンガラ工科大学系列9校は大学暦を旧制度に切り替える予定で、タイの学生は恩恵を受ける。」

 

「旧大学暦はタイの高校と職業訓練校の学期と一致しているため、同大学は旧大学暦を採用することとした。」と述べ、「タイの学生は同大学にとっての主要ターゲットである。」と加えた。

 

2年前、ASEAN経済共同体の発足によって、タイはASEAN他国に合わせるため、大学側に学期の日付を変更し、他国の大学とより効率的に業務ができるよう大学暦を調整するよう求めた。

 

旧制度では、第一学期は6月から10月、第二学期は11月から3月まで開講される。欧米の教育制度に基づき、現制度の第一学期は8月から12月、第二学期は1月から5月までとなっており、大学は6、7月を夏季休校としている。

 

Prasert学長は「現行の制度は、タイの学生に影響を及ぼす。」と指摘し、「大学暦はタイの学期を基調とすべきだ。」と述べた。

 

「タイ人学生はラジャマンガラ大学に在籍する留学生よりもはるかに多い。」とも述べた。もし大学が旧制度を利用すれば、各大学の入試は3月に実施され、新入生の履修登録工程が4月に始まるはずである。

 

(2016年12月11日 Bangkok Post紙)

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