【ニュース・タイ】トップレベルの大学を誘致するための国外活動

タイ大学長委員会(CUPT)は、より多くの科学技術系人材の産出を目指し、タイにキャンパスを設置するよう世界トップレベルの大学に働きかけるために、2017年半ばまでに各地で宣伝活動を行う予定である。

 

「ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、またオックスフォード大学やケンブリッジ大学といった欧米の大学を誘致することを計画している。」と、キングモンクット工科大学ラカバン校学長でCUPTの次期会長となるSuchatvee Suwansawat氏が昨日述べた。

 

この動きは、タイの大学、特に科学技術分野での基準や評価向上が狙いである。

 

Schatvee氏は「産業プロセスが先進技術を通じて転換され、経済成長がイノベーションによって推進されるIndustry 4.0(第4次世界産業革命)への対応がタイは遅すぎる。」、「我々は、変わりゆく世界で活躍するより多くの科学者、研究者、技術系出身の官僚、変革者を産出しなければならない。それができなければタイは競争力を失ってしまう。」と述べた。

 

同氏はまた、タイの生徒の数学と科学の成績が他のアジア各国の成績よりもかなり低かったとする学習到達度調査(PISA)の最新結果に懸念を示し、「この結果はタイ人が国を革新的な製造業国家に変換する準備がまだできていないことを示している。」と述べた。

 

タイ政府のThailand 4.0政策に基づき国を転換するためには、労働者がイノベーションスキルを兼ね備えた「4.0に対応する国民」を創造する必要がある。

 

「タイの全大学及び学術機関は、この改革推進において重要な役割を果たさなければならない。我々は教育省の政策に従うことを待っていられない。時には、自分たち自身で行動しなければならない。」と同氏は述べた。

 

Schatvee氏の計画のもとでは、CUPTは、欧米のトップ大学に対してタイにキャンパスや研究室を設置するよう、あるいはナノテクノロジー、デジタル技術、ロボット工学、工学、医学のような重要な分野での教育支援を提供する契約をタイの大学と結ぶよう説得を試みる。

 

「タイは、トップ大学を誘致し、この地域で国際的教育リーダーになる可能性がある。」とも述べた。

 

タイにはまた、科学技術分野の有能な人材を必要とする長期的なインフラ計画がある。

 

同氏はまた、タイの大学に対し、学生が抱く卒業後のより明確なキャリアパスイメージを与えることで、若者に科学を学ぶ動機を与えるよう強く要請した。

 

より多くの学生が科学、数学の勉強を続けるよう働きかけるためには、初等教育段階からさらに後押しをする必要があり、「親もまた、子供達に科学・数学の面白さを伝えることで、子供たちの後押しをすべきだ。」と述べた。

 

(2016年12月9日 Bangkok Post紙)

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タイ
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