【ニュース・タイ】タイの大学-大学ランキングでの評価

教育者たちは政府により研究に注意を払うべきだと要求している。今年の「Times Higher Education top 300 Asia University Rankings」において、タイの大学はわずか10大学しかランキング入りできなかった上、6大学が今年度はランキングが低下している。
タイの大学でトップだったのは、マヒドン大学(Mahidol University)で97位、次いでキングモンクット工科大学トンブリ校(King Mongkut’s University of Technology Thonburi)が101~110位の間、そしてチュラロンコン大学(Chulalongkorn University)が151~160位の間であると、2017年3月15日に結果が発表された。

 

今年の「Times Higher Education top 300 Asia University Rankings」によると、アジアのトップ10の大学は全て、昨年のトップ10にランクインしていた。シンガポール国立大学(National University of Singapore)、北京大学(Peking University)は1位と2位であり、トップの10大学は、シンガポール、中国、香港、日本、韓国が占めている。
「タイが近い将来、大陸においてトップ100大学入りするチャンスが脅かされている」とTimesは報告書の中で書いている。さらに、タイの大学は他のアジアをリードする大学の急激な成長により、競争の激化に直面している。

 

チュラロンコン大学のSompong教授は、国の研究開発にもっと多くの資金を配分することに、政府は十分な注意を払っていないと述べた。毎年タイ学術会議(National Research Council of Thailand:NRCT)には国のGDPの0.3%~0.4%が研究支援として充てられている。一方で、シンガポールや韓国では主要な研究機関にGDPの4%を充てている。
政府はまだ学生の育成について方向性を明確にできていない。学生たちは科学と数学ではよい成績を取る。彼はさらに続け、「過去において、ほとんどのタイの研究指導は世界的な研究のトレンドとは一致していなかったし、国の要求とも一致していなかった。」と述べている。

 

QLFのKraiyosアシスタント・マネージング・ディレクターは、ランキングにおいては、教育と研究、研究の引用が大きく比重を占めているという。
一方、このようなランキングは、大学を評価するための、ただ1つの方法ではないのかもしれない。タイには、行きたいと思う方向を慎重に見て、明確にすることが必要だ。
シンガポールと香港は、教育の拠点としての地位を高め、国際的な大学のランキングに入ることを奨励している。
彼らはこれらの調査で使用されたランキングと基準を、重要なパフォーマンスの指標とし、教育担当者にインセンティブを提供した。
ランキングにおいてたくさんの大学が上位に入ることは、特定の国においては、将来の労働力に期待している投資家を魅了している。
世界を股にかける投資家は、タイ国内でよい人材を確保できるのか、もしくは、タイ国外からリクルートしないといけないのかを考えている。
「タイ政府はタイの大学ランキングを上げたいのであれば、どれが進むべき道なのか決めなければならない。」

 

2017年3月17日

 

Bangkok Post:Thai universities keep failing the test

地域 アジア・オセアニア
タイ
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行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ