【ニュース・スウェーデン】卒業後にスウェーデンに残る留学生が減少

移民局によると、スウェーデンの大学卒業後にスウェーデンで就職するEU圏外の卒業生の数が近年著しく減少している。
スウェーデンは技能を持ったより多くの外国人労働者を確保するため、EU圏外から来た学生に対し、卒業後6か月間は就職活動のための滞在許可を与えるという新しい査証制度を2年前に導入した。しかし、地元新聞紙Dagens Nyheter(DN)は、期待したようにはうまくいっていないと報じている。
移民局のデータでは、2013年、EU国籍でない市民849人がスウェーデン国内の大学を卒業後、就職して就労ビザを取得した。しかし、それから2年後、その人数は419人にまで落ち込んだ。スウェーデン産業工学協会(Teknikföretagen)代表のAmelie von Zweigbergk氏はDNのインタビューに対して、「EU圏外の学生が身につけた技能への需要が高いにも関わらず、人数が減り続けていることは非常に残念だ。」と述べた。
スウェーデンに留まる外国人卒業生が少ない理由として、スウェーデン職業協会連合の代表は、外国籍の卒業生らが就職の際に高いスウェーデン語能力を要求されている現状を挙げており、Ylva Johansson労働大臣は、雇用主の外国人に対する差別を挙げている。スウェーデン王立工科大学(KTH)を最近卒業したメキシコ人学生Jorge Mucino氏は、次のように話す。「面接まで受けて、私のCVは興味深いと言われた。一番の問題は私がスウェーデン人ではなく、スウェーデン語が流暢に話せないことだと思う。」
このような状況を打開するため、2016年7月、スウェーデン職業協会連合の代表は、完璧なスウェーデン語能力を採用要件から除くように雇用主に促した。

 

【出典】
Dagens Nyheter(スウェーデン語):Få studenter väljer att stanna i Sverige
The Local se:Fewer foreign graduates stay in Sweden to work
Times Higher Education:International graduates shun Sweden

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 国際化
人材育成 学生の就職