【ニュース・アメリカ】2018年度予算、基礎科学研究費が大幅に削減される可能性

トランプ大統領及び政府高官は2017年2月27日、2018年度予算の概要を発表し、これにより、基礎科学研究予算は10.5%削減されることが明らかになった。一方、防衛費に関しては、540億ドル増の6,030億ドルを要求することが明らかにされ、増額分は、主要基礎研究費を含む非防衛予算を同額分削減して捻出するという。これに基づくと、国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)予算が310億ドル減、米国科学財団(National Science Foundation:NSF)予算が70億ドル減、エネルギー省科学局(Office of Science at the Department of Energy)予算が50億ドル減となる可能性がある。但し、2011年に成立した予算管理法(Budget Control Act:BCA)に準拠すると、2018年度の防衛費上限は5,490億ドルで大統領の計画を540億ドル下回り、大統領が防衛予算要求額全額を獲得するためには、同法の改正が必要となる。同法改正には、連邦議会上院で賛成票60票が必要で、共和党員の52票に加え、民主党員及び独立系議員の賛同を得る必要がある。なお、同法の下で定められた2018年度の非防衛自由裁量予算は5,150億ドルで、大統領府は、具体的にどのように非防衛予算を540億ドル削減するかに関しては明らかにしていない。

 

Science:Trump’s 2018 budget will squeeze civilian science agencies

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政