【ニュース・アメリカ】トランプ大統領、教育省の2018年度予算92億ドル削減に加えて2017年度予算で30億ドル削減を要求

大統領府は2017年3月24日、上院・下院歳出委員会に対し、4月28日から2017年度末までの予算に関する詳細要求内容を記載した文書を送付した。これによると、トランプ大統領は、2018年度予算案において教育省予算92億ドルの削減を要求したことに加え、2017年度予算において約30億ドルの削減を要求していることが明らかにされた。これには、低所得層学生を対象とした奨学金である「ペルグラント(Pell Grant)」予算のうち、剰余金13億ドルの削減が含まれているが、大統領は2018年度予算案では「ペルグラント」予算39億ドルの削減を要求している。連邦議会予算局(Congressional Budget Office:CBO)は、2018年度には「ペルグラント」プログラムに106億ドルの剰余金が発生すると予測しているが、学資援助擁護者及び民主党議員は、「ペルグラント」の剰余金を学資援助プログラム以外に流用しようしていると批判している。それ以外の主要な内容は以下の通り。

  • 専門性開発を通して教員・校長の質を高めるプログラム、及び、1クラス当たりの生徒数縮小に向けた取り組みのための予算24億ドルを完全に削除。
  • 体育プログラム支援プログラム予算4,700万ドルと、小・中・高等学校のカウンセリングプログラム助成コンペ予算4,900万ドルを削除。この他、理数系クラス指導強化プログラム予算1億5,200万ドルと、読解力指導強化を目的とするコンペ「努力する読書家(Striving Readers)」プログラム予算1億8,900万ドルを削除。
  • 教育に影響を与える国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH、3.8%減)、米国科学財団(National Science Foundation:NSF、5%減)、米航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration:NASA、1%減)、全米芸術基金(National Endowment for the Arts:NEA、10%減)、全米人文科学基金(National Endowment for the Humanities:NEH、10%減)、国務省(Department of State)交流プログラム(23.7%減)などといった連邦省庁の予算削減。

2017年3月28日

 

Politico:Trump wants $3B cut to education this year

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政